ケータイがあれば固定電話はいらない

ケータイで1日1回電話をかける場所

ケータイがあれば固定電話はいらない 「おやすみなさい」と言ってから部屋に戻った私は、ベッドに入り込みはするものの、すぐに眠りにつこうとするのではありません。私はこのときケータイを握っていて、12時ぴったりになるのを待ってます。それは、12時にあるところに電話をかけると決めているからです。私は今、父と一軒家で2人暮らしをしているのですが、つい最近までは母も一緒になって生活を送っていました。しかしその幸せは続くことなく、両親は離婚してしまいました。それにあたって私は、どちらについていくのかということを決めなければならず、そこで選んだのが父との生活だったのです。決して母のことが嫌いであるとか、父だけをこよなく好きであったというわけではなく、両親2人ともが私にとって最高の親だと思っていたものの、料理や洗濯のできない父のことを考えると、私は実家に残るしか選択肢はないと思いました。そんな私は、離れて生活をしていても、大好きな母との電話は欠かせないものとなりました。

夜の12時になると父に隠れて電話をかけています。もし父にこれがばれてしまったらどうしようかという思いから、そう長々と会話をるすることはできないものの、毎日のように大好きな母の声を聞くことができていて、これが1日に1回の楽しみとなっています。ケータイとは、このようにして離れている人との連絡のやり取りを可能にしてくれるものであり、その必要性を自分の身を持って大いに感じています。

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